hroko's はてな diary

ゆるふわ気ままな日記です。はてなダイアリーからのインポートを引き継ぎます。

読書メーターのまとめ 2024年01月分

1月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:882
ナイス数:10

三島由紀夫文学論集 I (講談社文芸文庫)三島由紀夫文学論集 I (講談社文芸文庫)感想
「太陽と鉄」と「実感的スポーツ論」を読んでみたくて。自分のスポーツ・トレーニング体験を語る「実感的スポーツ論」は素直に共感できます。一方で、「太陽と鉄」は、何だか、その背景を知らない不勉強な私には、何を言いたいんだろう、と思う一方、素朴に精神と肉体、ってことなら、分からなくもないかと。その他の収録作では、「作家の休日」が面白かった。スターでもある、作家のそういう日常は、今なら、ツイッターみたいなもので、共有されているのでしょうけれど。読まれることを前提にした日記 ー Blog の過去形ですね。
読了日:01月14日 著者:三島 由紀夫,虫明 亜呂無
三島由紀夫文学論集 II (講談社文芸文庫)三島由紀夫文学論集 II (講談社文芸文庫)感想
「裸体と衣装」、スターでもあるような作家の読まれることを前提にした日記は、令和の現在からすると、不思議と興味を惹かれます。作家がスターでもあるような、そういう時代、文学や教養がすごく重みのあるような時代を意識できる、貴重な読書体験でした。
読了日:01月14日 著者:三島 由紀夫,虫明 亜呂無
九十八歳になった私九十八歳になった私感想
震災の後に再読してみると、罹災後の仮設住宅での暮らし方の覚悟とか、あるいは、地震津波を前提とした、日本の街づくりとか、そもそも、どういう国でありたいのか、っていうレベルでいろいろと考えさせられる空想私小説です。作者と同様に、「今度、地震がきたら死ぬから大丈夫」って言えたらいいのですが。
読了日:01月15日 著者:橋本 治

読書メーター