hroko's はてな diary

ゆるふわ気ままな日記です。はてなダイアリーからのインポートを引き継ぎます。

読書メーターのまとめ 07月分

7月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:2085
ナイス数:33

Another (上) Another (角川文庫)Another (上) Another (角川文庫)感想
1998年、の春に東京から親戚のいる地方に転校した中学3年生の主人公の視点で語られる、不思議な物語…不自然なほど連続するクラスメイトやその親族の死亡事故が、実は、因縁の「現象」で、主人公も巻き込まれてしまう、という導入部分を、中学生っぽい描写で語っています。読みやすく、すぐに読み終えてしまいました。
読了日:07月09日 著者:綾辻 行人
Another (下) Another (角川文庫)Another (下) Another (角川文庫)感想
年度ごと不連続に不可解な連続死が続く、不思議な学級の「現象」の謎解き、と言っても、根本的には解決していないのですが、そこには触れずに、犠牲者を出しつつも主人公とヒロイン、友人たちは無事に生き延び、気持ち良い結末です。ミステリとしては、叙述トリックなのですが、楽しめました。
読了日:07月09日 著者:綾辻 行人
Another エピソードS(角川文庫版) AnotherAnother エピソードS(角川文庫版) Another感想
本編のストーリーや設定を活かした、ヒロインの特殊な能力をうまく使った叙述トリックと、ちょっとした幽霊奇譚を楽しめます。本編を読んでいることが前提ですが、気軽な娯楽として楽しめました。
読了日:07月09日 著者:綾辻 行人
いつまでも若いと思うなよ (新潮新書)いつまでも若いと思うなよ (新潮新書)感想
難病や腰痛など、著者が体験した入院・治療の経験をもとに、「老いること」や高齢化社会の老人として生きることに関する覚悟と自覚について語るエッセイです。自らの体験をもとに語られると説得力がありますが、著者の他の評論などを読んでいれば、特に目新しさはない感じです。いつかは自分も、そういう年齢になるし、その時、どうするのかを考えるには、悪くないです。
読了日:07月09日 著者:橋本 治
黒猫ギムナジウム黒猫ギムナジウム感想
明治初期、海軍の特務機関として設立された、呪術的な能力者の学校の生徒「黒猫」のヒロイン白雪とその同級生、先輩、教師に関するエピソードの連作短編な物語です。冒頭、上京したばかりのヒロインを出迎える婀娜っぽい先輩との出会いから、最後の花見での野点のシーンまで、浪漫な場面と登場人物の切ない生い立ち、人間関係が感傷的に語られて、不思議な魅力を楽しめます。ラノベ風な恋愛・戦闘シーンはないですが、妙なお色気を感じはあります。
読了日:07月17日 著者:中里 友香
裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル (ハヤカワ文庫JA)裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル (ハヤカワ文庫JA)感想
「洒落怖」なお話が現実になる「裏世界」へ偶然迷い込んだヒロインとその友人たちの冒険の連作短編です。恐怖・オカルト体験を認知科学の立場で説明するSF風のアプローチ、ラノベ風のキャラクターなど、外連味たっぷりに楽しめます。世界観や登場人物の紹介がすんだあたりで終わってしまうのが、ちょっと物足りないです。でも、面白かった。
読了日:07月17日 著者:宮澤 伊織
[まとめ買い] 空の下屋根の中(まんがタイムKRコミックス)[まとめ買い] 空の下屋根の中(まんがタイムKRコミックス)感想
全2巻を「まとめ買い」して一気読みです。普通科の高校を卒業して「ニート」なったヒロインが、おもちゃ屋のバイトを経て事務職に就職する物語… 高卒で就職した友達やバイト先の同僚の励ましなど、挫折感のない緩やかな展開です。ちょっと変わった萌え系な四コマ、可もなく不可もなく、です。
読了日:07月17日 著者:双見酔
猫の地球儀 焔の章 (電撃文庫)猫の地球儀 焔の章 (電撃文庫)感想
再読です。自分の道を往く、そういう生き方の中で、ふと寂しさとかを感じてしまい、うっかり、利用しようとした相手に共感を覚えてしまうような、そんな前編でした。
読了日:07月23日 著者:秋山 瑞人
猫の地球儀〈その2〉幽の章 (電撃文庫)猫の地球儀〈その2〉幽の章 (電撃文庫)感想
再読です。自分の夢や理想を貫くために、多かれ少なかれ、他人に迷惑かけているのだって、その究極的な犠牲を描きつつ、あくまでも夢を実現させるラストシーンは、いろいろと切ないな、と。その都度、感じるところは違っても、時々、読み返したくなるのです。
読了日:07月23日 著者:秋山 瑞人
わがままDIY 1わがままDIY 1感想
2011年の作品なので、PCパーツネタは厳しいですが、自作PCをその他の趣味に置き換えても、年月が経っても、成立する萌え系の専門誌のおまけコミックスとしては、完成度が高いかな、と。悪くないです。
読了日:07月30日 著者:ざら

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