hroko's はてな diary

ゆるふわ気ままな日記です。はてなダイアリーからのインポートを引き継ぎます。

読書メーターのまとめ 2022年05月分

5月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:1248
ナイス数:8

空へ―「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日 (ヤマケイ文庫)空へ―「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日 (ヤマケイ文庫)感想
1996年のエヴェレストの遭難事故について、ガイド登山の実態を取材するために、実際にガイド登山に参加していたアウトドア系ジャーナリストが、メンバーの登山経験、高度順応の様子、登頂の様子など、著者自身の見聞と関係者への聞き取りなどをもとにまとめたもの。20世紀末には、エヴェレストは「幻の聖地」とかではなかった。けれど、単にガイドがいれば、お金を払えば登れるものでもなかったということ。前半は、当時のエヴェレスト登山の様子を知ることができるので、そこだけ読んでも楽しめるかも。
読了日:05月08日 著者:ジョン・クラカワー
アグレッサーズ 戦闘妖精・雪風アグレッサーズ 戦闘妖精・雪風感想
久しぶりの雪風、素直に楽しめました。 軍医フォス印象の変化は、会話している零の変化を表しているのだろう、と。その変化を肯定的に描いているけど、物語の世界では、それで本当にいいのか。それを確認するためにも、リン・ジャンクソンの雪風へのインタビュー場面を読みたかった。 それこそ、この作品のテーマそのものではないのかと。そう云う不満、あるいはさらなる続編に期待しています。
読了日:05月25日 著者:神林 長平
生まれてきたことが苦しいあなたに 最強のペシミスト・シオランの思想 (星海社新書)生まれてきたことが苦しいあなたに 最強のペシミスト・シオランの思想 (星海社新書)感想
5月の連休用にタイトルと表紙の絵でなんとなく選んだ本 ...ペシミズムの思想家の紹介で、何か、実用的なヒントがあるわけでもないし。まぁ、本当の暇つぶしに。とはいえ、厭世的な思想家が存在する余地がある、というのは、例えば、グローバル資本主義の厳しい自己責任的な世の中で、前向きに頑張る、とか、そんな強制された価値観とは別の生き方もある、ということに気づきを与えてくれます。 誰かの価値観や尺度で競い合うよりも、もっと自律的な生き方をしてもいい、そういう視点が得られます。
読了日:05月31日 著者:大谷 崇

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