hroko's はてな diary

ゆるふわ気ままな日記です。はてなダイアリーからのインポートを引き継ぎます。

読書メーターのまとめ 2月分

2016年2月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:1072ページ
ナイス数:13ナイス

フィオナ旅行記 (講談社BOX)フィオナ旅行記 (講談社BOX)感想
第三次世界大戦後、氷河期から温暖な気候に戻った地球の、おそらくヨーロッパ大陸を旅する(2x歳?)女性の旅日記、というスタイルの物語。手帳に書く日記の形態でのロードノベル、ただし異世界、という感じです。生態系は食材として、苦境は環境として、訪う街は全体の設置として描かれています。道中の出会いと別れは、ビターなエピソードが多いですが、「21世紀初頭のブログのように楽しめる」という小説です。と、言いますか、この手があったか、ですね。
読了日:2月7日 著者:小雨大豆
フィオナ旅行記2 (講談社BOX)フィオナ旅行記2 (講談社BOX)感想
前作同様な文体と言いますか、設定で書かれた旅行記の完結編です。この設定ならいくらでも続けられそうな感じでしたが、まぁ、あとがきの「大人の事情」ですか...ヒロインの旅の理由が明らかにされるとともに、その行末を暗示させるような結末です。まぁ、悪くない終わりかたです。が、途中から、ヒロインとパートナーの日記が交互に記載されて、ボケ・ツッコミ的な表現になっていたり、既存のエピソードとのシガラミなエピソードだったりして、続編の期待を高めながらの、打ち切り的な結末が残念です。
読了日:2月7日 著者:小雨大豆
幽式 (ガガガ文庫)幽式 (ガガガ文庫)感想
オカルト好きの高校生が主人公の、オカルト系の物語をボーイ・ミーツ・ガールなラノベ形式でまとめて、少しだけ、主人公やヒロインの成長を感じさせる、ラノベとしては悪くないな、という作品です。 『フェノメノ 美鶴木夜石は怖がらない』のシリーズを読んでいると、これが習作みたいに感じます。もっともっと、じっくりと、しっかりと楽しみたければ、『フェノメノ 美鶴木夜石は怖がらない』のシリーズを読むべきですね。
読了日:2月20日 著者:一肇

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