hroko's はてな diary

ゆるふわ気ままな日記です。はてなダイアリーからのインポートを引き継ぎます。

読書メーターのまとめ 2022年11月分

11月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:843
ナイス数:18

大不況には本を読む (中公新書ラクレ)大不況には本を読む (中公新書ラクレ)感想
2008年の秋から、世界的に不況になったけれど、それ以前から、日本は良くないままだった。戦後から、一度は高度経済成長とバブルを経て不景気になった日本が、経済的に何をしていたのかを解きつつ、これまでとは違う「貧しさ」を前提にしたような生き方や社会を考えること。そのために本を読む。そうして、それぞれが自分の「人のあり方」を考えよう、という本 ... 令和の今、温故知新的に読めました。
読了日:11月19日 著者:橋本 治
上司は思いつきでものを言う (集英社新書)上司は思いつきでものを言う (集英社新書)感想
「ちょっと考る」と「よく考える」という常套句の解釈、「謙譲」と「尊敬」から、日本の思想の根源である、「時儒教」(憲法十七条からの官僚制度)へ至り、明治時代から後の私たちが、忘れてしまった「制度」の本質を語ってくれます。令和の今、読んでも「温故知新」と云いますか、忘れていた・気づかなかったことを、あらためて考えることができます。
読了日:11月19日 著者:橋本 治
「三島由紀夫」とはなにものだったのか「三島由紀夫」とはなにものだったのか感想
読後には、これこそ「評論」と云いますか、そういう感動が得られます。 えと、三島由紀夫は読んだことがなくて、だから、"ガイドブック"のように読んでみた。こういう小説 -- そういう作家が居たのか、と思い(著者による説明は)それはそれとして面白いし、楽しめた。そうして、一応の理解を得て、今のところ、三島由紀夫を読もうとは思わない。戦後という時代と戦後の終わりとともに消えた作家で、今の私には、あまり「戦後」には興味がないなって。
読了日:11月19日 著者:橋本 治

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