hroko's はてな diary

ゆるふわ気ままな日記です。はてなダイアリーからのインポートを引き継ぎます。

読書メーターのまとめ 2020年05月分

5月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1474
ナイス数:9

マルドゥック・スクランブル The 1st Compression─圧縮 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)マルドゥック・スクランブル The 1st Compression─圧縮 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)感想
ヒロインである未成年娼婦のバロットの内面の成長、もありますが、後半の「電子攪拌(スナーク)」を活用したケレン味たっぷりな戦闘シーンから、一変して、物語の宿敵、ボイルドに追い詰められるクリフハンガーな第1巻の結末を楽しめました。
読了日:05月02日 著者:冲方 丁
マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion─燃焼 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion─燃焼 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)感想
ヒロインも宿敵も、使っている技術の出どころは同じで、結局、その技術を「何の為に」と「どのように」使うのか、と云う違いでしかなく、それを「価値観」というフレームワークで議論する前半、「電子攪拌」と云うヒロインの能力の別の側面を描くいて、後半はカジノで、確率論的な勝率を、ヒロインの能力「電子攪拌」によって最大限に活かして勝ちまくる... コロナ禍で、引きこもりな時には、こう云う読み方もアリかも...
読了日:05月04日 著者:冲方 丁
富嶽百景富嶽百景感想
「月見草がよく似合う」と云う一説とともに、高校の国語の教科書に載っていたのを思い出しました。 引きこもり気味な連休の締め括りに、峠のお茶屋に籠もっていた作家のエッセイを。
読了日:05月06日 著者:太宰 治
マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust─排気 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust─排気 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)感想
カジノのブラックジャックでの勝負で、勝負することの意味、それが自分が獲得した能力を意図せず発達させて、そして、自己認識の拡大と自我の成長を達成... あとは、ヒロインの相棒の因縁を戦闘という外連味たっぷりな場面、そして、センチメンタルなエンディングを楽しめます。 そう云う、表面的なお楽しみだけなら、今、再読する理由はないので、まぁ、もう少し、考えましょう。
読了日:05月06日 著者:冲方 丁
赤×ピンク (角川文庫)赤×ピンク (角川文庫)感想
最初に読んだのは、ファミ通文庫版でしたが ... 久しぶりに読んでみて、やっぱり分からない。 それは、多分、登場人物は、キャットファイトとはいえ、それなりに格闘技を嗜み、それを副業かもですが、職業にする女性 ... 勝負に拘らないのなら、格闘技を職業にする意味・意義と言いますか、人生観をもう少し明確にして欲しかった。 そう云う読み方をしてしまうからだろう、とは思うのですが。
読了日:05月16日 著者:桜庭 一樹
漱石「こころ」の言葉 (文春新書)漱石「こころ」の言葉 (文春新書)感想
コロナ禍で引きこもりな週末に、再読です。 良い感じの引用を集めているので、外出の自粛とかで、暗い顔してちゃダメだ、って思えてきます。
読了日:05月22日 著者:夏目 漱石

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