hroko's はてな diary

ゆるふわ気ままな日記です。はてなダイアリーからのインポートを引き継ぎます。

読書メーターのまとめ 2019年11月分

11月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1915
ナイス数:32

密室の如き籠るもの (講談社文庫)密室の如き籠るもの (講談社文庫)感想
刀城言耶シリーズの短編集です。作中の時期は、『凶鳥の如き忌むもの』の前後のようです。 怪異譚とその合理的な解釈を手軽に楽しめます。 短編の方が、このシリーズのエッセンスを味わえると思います。
読了日:11月03日 著者:三津田信三
悪の教典 上 (文春文庫)悪の教典 上 (文春文庫)
読了日:11月03日 著者:貴志 祐介
悪の教典 下 (文春文庫)悪の教典 下 (文春文庫)
読了日:11月03日 著者:貴志 祐介
生霊の如き重るもの (講談社文庫)生霊の如き重るもの (講談社文庫)感想
刀城言耶シリーズの短編集です。刀城言耶の大学4年生頃のエピソード、怪奇譚に触れようとすると、何かの事件になっている、というシリーズの構成どおりの展開です。 怪異譚とその合理的な解釈を手軽に楽しめます。 この短編集では、ラストシーンが、「怪奇な解釈」になっていますが... とはいえ、短編の方が、このシリーズのエッセンスを味わえると思います。
読了日:11月16日 著者:三津田信三
言葉使い師言葉使い師感想
表題作のような、「言葉」や「言語」と物理的な世界の関係(というか認識)に関する作品は、面白い。 その他の作品で、異質な意識体との遭遇、人のクローンと子育て、文明の発展と幸福、成長・老化と人生などを考えさせられるました。
読了日:11月17日 著者:神林長平
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)感想
中学2年、自分も「中ニ病」な感じで、妄想と生意気に大人びたことを考えたりもしていたな、と。 そういう中学生な雰囲気で、衝撃的な事件とその前後を語るヒロインの回想... 中学生の時、クラスメイトが死んだら、どう思う? それも、親族殺人だったら... そんなことを回想している時点は、事件から数ヶ月後なのだろう。だから、最後まで、中ニ病な語り口で、それは自分が忘れてしまっていた中二病時代を思い出させてくれる、読書体験でした。
読了日:11月24日 著者:桜庭 一樹

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