hroko's はてな diary

ゆるふわ気ままな日記です。はてなダイアリーからのインポートを引き継ぎます。

読書メーターのまとめ 2019年01月分

1月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2174
ナイス数:31

陰陽師(おんみょうじ): 1陰陽師(おんみょうじ): 1感想
安倍清明源博雅が、酒を飲みつつ四季折々の風流を語り、次に妖を語り解決するという、型の決まった短編を楽しめます。 清明と博雅が「ほろほろと酒を飲む」ように、ほろほろと読んでしまいます。
読了日:01月03日 著者:夢枕 獏
陰陽師 飛天ノ巻 (文春文庫)陰陽師 飛天ノ巻 (文春文庫)感想
「天邪鬼」「下衆法師」「陀羅尼仙」「露と答へて」「鬼小町」「桃園の柱の穴より児の手の人を招くこと」「源博雅堀川橋にて妖しの女と出逢うこと」の短編集です。 冒頭の清明と博雅の四季折々の風流に「呪」についての解釈が加わりますが、基本的には変わらぬ構成です。 「露と答へて」の博雅の良い人ぶりが好きです。「源博雅堀川橋にて妖しの女と出逢うこと」が博雅各種エピソードの紹介となっています。
読了日:01月05日 著者:夢枕 獏
陰陽師付喪神(つくもがみ)ノ巻陰陽師付喪神(つくもがみ)ノ巻感想
「瓜仙人」「鉄輪」「這う鬼」「迷神」「ものや思ふと・・・・・・」「打臥の巫女」「血吸い女房」の短編集です。 「ゆこう」 「ゆこう」 そういうことになった。 そういうパターンが確立します。
読了日:01月06日 著者:夢枕 獏
陰陽師 生成(なまな)り姫: 5陰陽師 生成(なまな)り姫: 5感想
陰陽師付喪神(つくもがみ)ノ巻』の短編『鉄輪』を長編化した作品です。既刊の短編から清明と博雅の紹介のほか、関連するエピソードをうまくまとめて長編に仕上げています。 既刊の短編集の趣を上手くまとめた、夏休みの映画版という感じです。
読了日:01月06日 著者:夢枕 獏
陰陽師鳳凰ノ巻: 4陰陽師鳳凰ノ巻: 4感想
泰山府君祭」「青鬼の背に乗りたる男の譚」「月見草」「漢神道士」「手をひく人」「髑髏譚」「清明、道満と覆物の中身を占うこと」 以上の短編を楽しめます。 ただ、既刊とは少し趣が違う、という感じがあります。 でも、一件落着の後、 「今もどれば、夜明けの月を見ながら、まだ、二、三杯の酒くらいは飲めるだろう」 などの風流・風雅は健在ですし、安心して楽しめます。 あとがきで語られる、「アイデアをひねり出す方法」が身も蓋もなく、「ただそのことを考え続ける」というのはに、かえって感心してしまいました。
読了日:01月13日 著者:夢枕 獏
陰陽師 龍笛(りゅうてき)ノ巻陰陽師 龍笛(りゅうてき)ノ巻感想
「怪蛇」「首」「むしめづる姫」「呼ぶ声の」「飛仙」 以上の短編を楽しめます。 賀茂保憲と露子姫が登場します。その他は、前巻と変わらず趣向を凝らした怪異と謎解きを楽しめますが、蘆屋道満に関わるお話は、なんとなく、清明が俗っぽくなるような気がします。
読了日:01月13日 著者:夢枕 獏
陰陽師 太極ノ巻陰陽師 太極ノ巻感想
「二百六十二匹の黄金虫」「鬼小槌」「棗坊主」「東国より上る人、鬼にあうこと」「覚」「針魔童子」 以上の短編を楽しめます。 「二百六十二匹の黄金虫」は、ちょっと懲りすぎな感じですが、その他は既刊と同様に楽しめます。 「長い沈黙が、晴明も博雅も、互いに苦にならない。」、そういう関係が羨ましいです。
読了日:01月13日 著者:夢枕 獏

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