1月の読書メーター
読んだ本の数：4
読んだページ数：521
ナイス数：17
漱石「こころ」の言葉 (文春新書)の感想
著作のほか、書簡などから、一文から一段落分くらいを「名言」として引用し、自我、学問、正義や処世などのテーマに分けて整理したものです。ただし、旧仮名旧漢字が新しいものにされ、送り仮名など表記が現在のものになっています。名言は、一頁に一つずつというなので、パラパラと適当に開いたところを読んでも、それなりに使えます。一方で、通読には向かないかも。新年の徒然には、よい本でした。
読了日：01月03日 著者：夏目 漱石
ターミナル・マンの感想
器質性精神障害を、脳に埋め込んだ電子機器により抑制するという手術について、SFしています。脳をハードウェアで補綴するという医学的な可能性、さらに脳をコンピュータで強化することについて古典的な考察を楽しめます。
「人脳」という訳語が新鮮に感じました。
患者の暴走云々よりも、記憶など脳の機能をコンピュータで補綴すること、その影響をもっと描いて欲しかったです。
読了日：01月08日 著者：マイクル クライトン
メランコリイの妙薬の感想
ブラッドベリの短編集です。SFっぽいのもありますが、なんかイマイチ面白くない。とはいえ、暇つぶしには、悪くないです。
読了日：01月08日 著者：レイ ブラッドベリ,吉田 誠一
瞬きよりも速く 〔新装版〕の感想
ブラッドベリの短編集です。テーマは様々なので、ここの短編の評価はマチマチです。『失われた街道』は、不思議と気に入りましたが... あと、著者のあとがき「生きるなら走れ」が良い感じです。
読了日：01月08日 著者：レイ ブラッドベリ
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