hroko's はてな diary

ゆるふわ気ままな日記です。はてなダイアリーからのインポートを引き継ぎます。

読書メーターのまとめ 10月分

10月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1411
ナイス数:16

西遊妖猿伝 大唐篇(1) (KCデラックス モーニング)西遊妖猿伝 大唐篇(1) (KCデラックス モーニング)感想
講談師の語る講談を漫画化したという体裁です。 語っているのは、『西遊記』を換骨奪胎した物語です。 「無支祁」と平凡な女性の子であることが仄めかされる「孫悟空」が無支祁と出会い、玄奘とすれ違い、そして様々な人々と出会うプロローグです。 道教の世界観に仏教を取り入れる不思議な感覚があります。
読了日:10月21日 著者:諸星 大二郎
西遊妖猿伝 大唐篇(2)西遊妖猿伝 大唐篇(2)感想
当面の導き役だった竜次女の復讐の想いから「エクスカリバー」のように岩に刺さって抜けなかった「金箍棒」を抜き、「斉天大聖 孫悟空」を名告って戦い、五行山での修行が終わります。
読了日:10月21日 著者:諸星大二郎
西遊妖猿伝 大唐篇(3)西遊妖猿伝 大唐篇(3)感想
金角大王との因縁の結末、第1巻からの成り行きで、長安を舞台にした、冒険物語に突入します。 宮殿の地下のダンジョンへ隠し通路から潜入して、そこに潜むモンスターと闘う... そんなジュブナイルRPGっぽいストーリー展開です。 通臂公の援助、 紅孩児の活躍、地湧夫人と哪吒太子の思惑で展開していく物語を楽しめました。
読了日:10月27日 著者:諸星大二郎
西遊妖猿伝 大唐篇(4)西遊妖猿伝 大唐篇(4)感想
地湧夫人と哪吒太子のエピソードが終わって、蝗婆婆、昆虫を使役する秘術を修行している女占術の一門との物語へ... 金目当ての協力を拒否された地元の道士の意趣返しから始まる諍いと殺戮が「無支奇」の宿命語ります。
読了日:10月27日 著者:諸星大二郎
祝山(いわいやま) (光文社文庫)祝山(いわいやま) (光文社文庫)感想
なんとなく、再読。改めて読むと、廃墟に行って祟られたのではなく、その後のお祓いの真似事が不味かったのでは、と思います。 ほどほどの長さ、ちょっとした恐怖を楽しめました。
読了日:10月29日 著者:加門 七海
無能なナナ 4巻 (デジタル版ガンガンコミックス)無能なナナ 4巻 (デジタル版ガンガンコミックス)感想
殺人者を探すシチュエーションと犬飼ミチルとの交友のエピソード、ナナの幼少期の思い出など、前巻までとは、趣が変わっています。とはいえ、観察、洞察を活かした対処は楽しめます。 孤島に能力者を集めて教育する制度に関わる組織など、物語も少しずつ広がり、続きが楽しみです。
読了日:10月29日 著者:るーすぼーい,古屋庵
西遊妖猿伝 大唐篇(5)西遊妖猿伝 大唐篇(5)感想
虫を操る蝗婆婆と娘たちのエピソードは、性悪な道士を悟空が打ち倒して一区切り。天竺に旅立った玄奘の道中や悟空の冒険に、猪悟能という破戒僧の悪行を絡め、ドタバタ喜劇のような展開もあります。 旅は黄河を渡り涼州へ。 黄河では、無支奇と悟空の対話があり、地煞から天罡へと宿命を変えると悟空の決意します。 道中で襲撃してきた盗賊団、突厥に対処するために派出された唐軍などが集まって次の騒動を予感させます。
読了日:10月29日 著者:諸星大二郎

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