hroko's はてな diary

ゆるふわ気ままな日記です。はてなダイアリーからのインポートを引き継ぎます。

読書メーターのまとめ 09月分

9月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1104
ナイス数:16

宇宙海賊キャプテンハーロック -電子版- 1宇宙海賊キャプテンハーロック -電子版- 1感想
経済的なゆとりがあり、誰でもそれなりの暮らしができる時代、宇宙から地球を侵略しようと、強大な敵が迫っているのに、怠惰な政府・市民は惰眠を貪り続けて... そんな状況で、信念を持って侵略者と戦うと言うシチュエーションで、男ならこうあるべき、と言うセリフで盛り上げる演出です。 実際、多少ともユトリがあるなら、そのユトリ・余裕で、何をするのか、何を達成するのか? 高度経済成長期の作品が、普遍的な問いかけをしてくれます。 読書して、楽しんで、それをどう活かすのか?そう訊かれた気分です。
読了日:09月17日 著者:松本零士
宇宙海賊キャプテンハーロック -電子版- 2宇宙海賊キャプテンハーロック -電子版- 2感想
敵を知り、己を知る... 異星からの侵略者がマヤ・インカなどの古代文明と関係があるとか、植物と同等な生物だとか、浪漫な設定を加えながら、『マゾーンハ 地球人ガ何ト考エヨウト アナタガ何ト考エヨウト 地球人ヲ殺スタメニヤッテ来ルデショウ 地球ノ生命ノスベテヲ支配スルタメニ来ルデショウ』などの、非常な現実を意識させてくれます。 結局、闘うしかないのです。その覚悟を自覚が問題です、と言う印象でした。
読了日:09月17日 著者:松本零士
宇宙海賊キャプテンハーロック -電子版- 3宇宙海賊キャプテンハーロック -電子版- 3感想
前巻までとは趣が変わって、宇宙(戦艦・戦闘機)での戦闘の描写と、その先頭において、作者の云うところの「戦士」や「強い男」についての見解が披露されます。ここは、作者の定番の内容です。 アルカディア号のメインコンピュータに、ハーロックの関係者の「魂」が宿っているとか、マゾーンの女王、マゾーンの戦士との「戦士」としての共感など、伏線がいっぱいな感じです。
読了日:09月22日 著者:松本零士
宇宙海賊キャプテンハーロック -電子版- 4宇宙海賊キャプテンハーロック -電子版- 4感想
前巻からの続きで、著者の云うところ「(強い)男」や「戦士」についての描写です。 『男には後に引けない時がある。命をかけて行かねばならない時がある!!』のようなセリフを成り立たせるストーリー・場面が全てです。 物語としては、マゾーンの女王の『この宇宙でどんな存在に過ぎないのか、そろそろ知ってもよかろう』が全てです。
読了日:09月22日 著者:松本零士
宇宙海賊キャプテンハーロック -電子版- 5宇宙海賊キャプテンハーロック -電子版- 5感想
降り立った惑星の酒場にマゾーンの女王がお忍びで来ている、というほとんど実効支配されているような状況を描きながら、「負けると分かっていても戦うのだ」といった信念を貫くことの尊さを感じさせられます。 アルカディア号の建造者が大山トチローだとか惑星ヘビーメルダーとか、他の作品との関連を暗示するような設定を出しながら、「ここまでがプロローグ」でした、という終わりかたは、明日のない星と知っても戦う男は、いまも戦っているのだという男の話としては、ありなのかもしれません。
読了日:09月23日 著者:松本零士
失われた黄金都市失われた黄金都市感想
コンピュータによる情報処理で、伝説の都市の遺跡の探索と、実際にアフリカのジャングルを踏破して遺跡周辺の鉱脈を発見すること。この課題を達成するために、未知の生物の襲撃を受けて全滅した先遣隊の情報をもとに対策を考え、ハイテクな機材を惜しみなく使った探検隊の物語...未知の生物への対策として「手話を覚えたゴリラ」を登場させるところが最大の特徴で、類人猿の研究に関する説明と冒険の舞台であるアフリカ、コンゴの探検の地理的特徴や歴史的背景を加えて、現実感を増しています。 探検隊の冒険物語として充分に楽しめました。
読了日:09月30日 著者:マイクル クライトン
クローム襲撃 (ハヤカワ文庫SF)クローム襲撃 (ハヤカワ文庫SF)感想
kindle 版で再読。今となっては、古くて、でも新しい刺激を感じられる短編集。
読了日:09月30日 著者:ウィリアム ギブスン

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